珈琲タイム

柳都全国川柳大会

ちょっと遅ればせながらのご報告ですが

今月3日、新潟の柳都全国川柳大会に初参加させていただきました。

 

 

今回のテーマは『「現代川柳百人一句集」は語る』。

はい、このブログでもご紹介したあの『現代川柳百人一句集』です。

会場の外では色紙百枚の展示、

そして披講の前には

この句集を手掛けられた「柳都」主幹の大野風柳さん、

北都印刷(現・株式会社北都)の小野さんに

私も加えていただいての鼎談タイムが設けられました。

句集誕生のエピソードや

35年を経て「幻の句集」として再び注目されるまでの経緯、

また百人の作家や作品についてなどなど

檀上でトークしたのですが、なんといってもここは柳都。

当時を知る方々がたくさんご参加で、

後の懇親会でさらにいろいろ

興味深いお話聞かせてくださったのは収穫でした。

 

色紙の展示コーナーでは「復刻してほしい」のお声も聞かれましたが

今回なんと百枚の色紙から

大野風柳さん、小野為郎さん、尾藤三柳さん、

墨作二郎さん、そして新子先生の五枚をセットにして復刻、

大会参加者全員への記念品として配られました。

 

 

それにしても聞きしにまさる

「華やかであたたかい」大会。

あ、懇親会では新潟や東北の方々から

ナマ関西弁をいちいちおもしろがられて

それが逆に新鮮でした(笑)

 

 雨の匂い君の匂いが消えない巣  博子

 

2年後はいよいよ70周年とのこと。

創立主幹の風柳さん、

米寿にしてますます意気軒昂、

晴れやかな笑顔が豪雨も遠ざけ、

翌日の萬代橋です。

 

 

画像はちょっと暗いんですが、

信濃の川風はどこまでもゆったりと心地よし。

 


新子花ごよみ #30


さるすべり百日咲いてどうしよう   新子




百日間咲きっぱなし。

ゆえか花言葉は「雄弁」や「饒舌」、

あ、でも「愛嬌」なんてのもあるサルスベリ。

 

「どうしよう」にも愛嬌がありますね。

けれどはて、なにをどう思っての

どうしようなんでしょうか。

こんなににぎやかに、まだまだ長々と咲いちゃいそうで

どうしよう?

咲き切った後はどうしよう?

 

と悩みつつ、盛夏たくましく咲き誇る木の花にならって

記録的猛暑らしいこの夏を

しっかり乗り切りたいもの。

みなさまどうぞご自愛ください。



(『時実新子全句集』/大巧社)
 


| 1/1PAGES |

プロフィール


芳賀博子
「時実新子の川柳大学」元会員。
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より担当。
ゆに代表。
https://uni575.com

カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< July 2016 >>

カテゴリー

最近の記事

過去の記事

コメント

リンク集

サイト内検索

 

モバイルサイト

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

recommend