珈琲タイム

川柳フリマ

これ、なんでしょう?



はい、正解。ガチャガチャですね。
けれど中はおもちゃじゃなくって小さな筒。
さらにその中には・・



短歌が3首。ふむふむ、むふふ(^^)

こちら今週22日に大阪のたかつガーデンで開催された川柳フリマで見つけました。
「現代川柳ヒストリア」が主催するこのイベントも今年で2回目。



今回は会場もよりゆったりと、短歌俳句の新規出店もあり、
またまた世代ジャンルを超えた刺激的な交流の場になっていました。
先の短歌ガチャガチャは「かばん関西」のブースで売られていたもの。
他にもあの手この手のカラフルな仕掛けやアイテムで
お祭り気分を盛り上げていたコーナーです。



会場ではなかなかお目にかかれないレアな川柳句集の数々も展示され、
ステージでは講演や対談、
さらに最後は事前投句の選句発表に沸き、
たっぷり盛りだくさんの半日を楽しみました。
気になる句集もゲットし、来場の著者さんとおしゃべりも。
短詩の世界もSNSでの発信や交流が日常の中、
ナマの現場はやっぱり熱い。
 

新子花ごよみ #28


油絵の一枚 海は展けたり  新子




水彩ではなく油絵。
力強いタッチで描かれた海がカンバスにずどんと展けています。
なんと生命力にあふれていることか。
その海の向こうに自らの未知なる未来も見晴るかしているような、
新子27歳の作品です。

ところで、なんでこの句にこの写真? とお思いですよね。
実はこちらは先日訪れた神戸の香雪美術館の庭園です。
当館ではただいま「生誕110年記念 三岸節子展」を開催中で、
「情熱の画家」の鮮烈な色彩、ほとばしる生に圧倒されながら
いくつもの新子句がシンクロしました。
http://www.kosetsu-museum.or.jp/exhibition/

三岸節子は94歳で亡くなるまで、創作に意欲を燃やし続け
亡くなったときにも、指先に絵具が付いていたといいます。
展示されていた93歳での大作「さくらさくらさくらがさいた」は圧巻。

「生命に執着し、執念を燃やす怖さが描けなければ、
 本当の桜を描いたことにはなりません。
 今の私なら描くことができます。美しさと怖さとを」


(『時実新子全句集』/大巧社)
 

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プロフィール


芳賀博子
「時実新子の川柳大学」元会員。
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より担当。
ゆに代表。
https://uni575.com

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