阪急電車
先日、たまたま乗った阪急電車の今津線には
カラフルな袴姿の女子たち。
あ、今日は大学の卒業式なのか、と
しばし華やかなひとときを楽しませてもらいました。
ちょっと遠い瞳をしながら。
ん十年前、私も卒業する一人としてこの電車に乗っていたのでした。
着慣れない振袖など着て。
けどどんなこと考えていたのか、よく思い出せません。
晴れやかにうれしいと同時に
なにかもやもやざわざわに包まれていたような。
はてその正体はなんだったのか、
記憶はさらに行きつ戻りつほろ苦いあの春、この春・・・
ところで政治学者・姜尚中さんの著書『悩む力』の
「『青春』は美しいか」の章にこんな一節があります。
じつは私はいまでも四季の中で春がいちばん苦手です。
卒業式や入学式があるように、人間が何かを卒業し、
次のステップへ進んでいく季節です。
しかし、みなが先へ進んでいくのを横目に見ながら、
立ち往生したまま動けない人もいます。
つまり、春というのはある意味で残酷な季節であるとも言えます。
しかし「青春は挫折があるからいいのだし」、
「年齢を重ねても、どこかで青春の香を忘れたくない」とも。
以前ある柳友から「あなたって春の句が多いね」と言われたことがあります。
それって、今もって春のもやもやざわざわのせい? いやおかげ?
カラフルな袴姿の女子たち。
あ、今日は大学の卒業式なのか、と
しばし華やかなひとときを楽しませてもらいました。
ちょっと遠い瞳をしながら。
ん十年前、私も卒業する一人としてこの電車に乗っていたのでした。
着慣れない振袖など着て。
けどどんなこと考えていたのか、よく思い出せません。
晴れやかにうれしいと同時に
なにかもやもやざわざわに包まれていたような。
はてその正体はなんだったのか、
記憶はさらに行きつ戻りつほろ苦いあの春、この春・・・
ところで政治学者・姜尚中さんの著書『悩む力』の
「『青春』は美しいか」の章にこんな一節があります。
じつは私はいまでも四季の中で春がいちばん苦手です。
卒業式や入学式があるように、人間が何かを卒業し、
次のステップへ進んでいく季節です。
しかし、みなが先へ進んでいくのを横目に見ながら、
立ち往生したまま動けない人もいます。
つまり、春というのはある意味で残酷な季節であるとも言えます。
しかし「青春は挫折があるからいいのだし」、
「年齢を重ねても、どこかで青春の香を忘れたくない」とも。
以前ある柳友から「あなたって春の句が多いね」と言われたことがあります。
それって、今もって春のもやもやざわざわのせい? いやおかげ?
- 2015.03.25 Wednesday
- その他
- 15:46
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- by 「時実新子の川柳大学」管理人