珈琲タイム

クリスマスバースデー




みなさん、メリークリスマス♪
そして今日は、当サイト初代管理人である安藤まどかさんのお誕生日。
天国のまどかさん、ハッピーバースディ♪

3年前の12月26日付の「珈琲タイム」にまどかさんはこんなことを記しています。

 12月25日は私の誕生日でした。
 新子さんが18歳で初めて母親になった日です。

そうなんですよね。
新しい命がこの世に生まれることで
初めて母になり、父になり、祖母や祖父になる人がいる。
わわわ、やややの喜びや戸惑いはさらに周囲へ波及していき、
その小さな命のエネルギーたるや。
もちろんそれは第一子に限らずであって、
誰かの誕生日はたくさんの人生に
劇的に新しいがもたらされたアニバーサリーでもあるんですよね。

 この歳になって「お母さん」に改めて感謝の気持ちを!

とまどかさん。

ところで昨夜、TVの生放送のバラエティ番組で
「クリスマスは誰と過ごしたいか」という視聴者への問いに
「家族」の答えが1番多かったのはちょっと意外でした。
バブル期なら圧倒的に「恋人」だったはず。
それって時代のどういう変化なのか。
さてイブも明けての今日、みなさんはどなたとどんな風に過ごしますか?
 

新子花ごよみ #11


去る人は去らしめ山茶花の垣根   新子





 ♪さざんか さざんか さいたみち
  たきびだ たきびだ おちばたき

ご存じ「たきび」の歌でも親しまれる山茶花。
ちなみにこの歌詞は2番で、1番は 

 ♪かきねの かきねの まがりかど

でしたね。
花の少ない冬の代表花のひとつとしての山茶花。
たき火はもう昭和の風物詩となりましたが、
子どもの頃、通学路で目にした山茶花の垣根で
この花の名を覚えた私にとって
山茶花の垣根もまた郷愁を誘うもの。

一転、掲句、
「去る人は去らしめ」のきっぱりには、すっと胸のすく思い。
去る者は「追わず」どころか、「去らしめ」と踏み込み、言い切る。
垣根に咲く山茶花の鮮かざがそのきっぱりをいっそう引き立てています。


(『時実新子全句集』/大巧社)
 

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プロフィール


芳賀博子
「時実新子の川柳大学」元会員。
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より担当。
ゆに代表。
https://uni575.com

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