珈琲タイム

母校はさいこう

今月11日に岡山県は西大寺へ出向き、西大寺会陽川柳大会に参加してきました。
日本三大奇祭の一つ「裸祭り」で知られる西大寺会陽(えよう)は、
毎年2月第3土曜に行われ、
その時期にあわせて地元の「西大寺川柳社」により開催される川柳大会も今年で第63回。
ご縁あって、このたび初参加、初選者を務めさせていただきましたが、
さすが川柳王国・岡山の伝統ある川柳大会、今回もご参加195名の盛会でした。
  軸吟「前」 百人の私よ春へ前ならえ    博子  



大会終了後は一人気ままに界隈を散策。
まずは西大寺観音院へお参りし、本堂を拝観してきました。
写真は拝観者にもれなくいただけるお守り。
お香が入っていて、とってもいい匂いがします。
みなさんにもご利益ありますよう、アップしますね。
あ、境内の奥にはパワースポットもあるそうなんですが、どのあたりだったのか。

さらに県立西大寺高校へ。
西大寺高校といえば、前身は西大寺高等女学校、
はい、新子先生の母校です。
祝日だったので、生徒さんたちにはお目にかかれませんでしたが
地元では「西高(さいこう)」の名で親しまれているそうで、
こちらも歴史と伝統ある高校。

門前町としての町並みや町中をめぐる水路にも風情があり、
新子先生はここを自転車で走ってらしたのかなあ、とか
ここで吟行もいいなあ、などと
澄んだ空気をたっぷり深呼吸して帰った一日でした。
 

新子花ごよみ #1


梅に鼻埋めてツンツン涙かな    新子




時実新子句をご紹介する新シリーズはじめます。
名づけて「新子花ごよみ」。
四季折々の花とともに、
ふっと口ずさみたくなる一句をお届けします。

初回は梅。
春告草や木の花、風待草とも呼ばれ、中国原産。
8世紀ごろに遣唐使が薬用として持ち帰ったのが最初とか。
万葉の時代は花といえば梅を指し、
万葉集では桜以上に数多の歌に詠まれていています。
などと手元の歳時記をめくりながら
梅といえばやっぱり香り。
けれど掲句ほど切実に嗅いだこと、ないなあと。

馥郁たる梅の香にツンツンして
誰に知られることなくこぼす涙。
とくれば、こちらの鼻の付け根もツンときて
けれど、なにか清々しい気分にもなるのは
春のはじまりという無条件の季節のまぶしさゆえでしょうか。


(『時実新子全句集』/大巧社)
 

ご挨拶

はじめまして。
このたび「時実新子の川柳大学」の管理人を務めさせていただくこととなりました芳賀博子と申します。
初代管理人・望月こりんさんのご遺志を受け、及ばずながら
今後も「時実新子」に関する情報等随時アップ、
また新子句を皆様とともに味わい楽しむサイトとして継続していく所存です。
どうぞよろしくお願い申しあげます。
 

訃報


本サイトの管理人・望月こりん 、こと元「時実新子の川柳大学」発行人の
安藤まどかが去る1月25日に永眠いたしました。

かねてより闘病中ではございましたが、
常に明るく精いっぱい仕事に川柳にいそしみ、
最後は穏やかに眠るように息を引き取りました。
葬儀は本人の遺志により、過日近親者のみにて執りおこない、
ここに故人が生前に賜りましたご厚情に深謝申し上げますとともに、
謹んでご報告申し上げます。

 
なお本サイトは、本人の遺志により管理人を
元「時実新子の川柳大学」会員の芳賀博子さんに引き継ぎ、
今後も運営してまいります。

引き続きなにとぞよろしくお願い申し上げます。
 

弟 時実隆史
 
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プロフィール


芳賀博子
「時実新子の川柳大学」元会員。
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より担当。
ゆに代表。
https://uni575.com

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