珈琲タイム

「いま光る」

先月この冊子「いま光る」をいただいた。
京都のアサヒカルチャーセンター「現代川柳」教室の皆さんの
一年間の成果の集大成。もう第十集となっている。
私が、つくづく思うのは亡母新子もよく口にしていたが「継続
は力なり」ということ。
殆どの方が「月刊川柳大学」に参加してくださっていたので、
お名前も懐かしく拝読させてもらった。

最近の私は、まだ半人前もいいとこなのに自分の才能は棚に
上げて、一丁前に壁にぶち当たり、悩んだりしている。
ちょうどそんな時、この冊子が送られて来て、そのあとがきに
「作品を書き続けていると、どんどん目が肥えてきます。句を
読み取る力や味わい方がわかってきます。そうすると、自身の
作句力と鑑賞力とにギャップができて、自分の句がちっともうま
くならないような気持ちになったりします。他の人と比べてしま
い、気持ちよく楽しく書けなくなってきたりもするのです。ほんと
うはここでひとふんばりしてほしいのです。ホームランやヒットが
出ないときにはバットに当てるだけでも、と食い下がってほしい
のです」と講師の峯裕見子さんの言葉がある。
私はまだまだそこまでも到達していないが、川柳を続けていると
きっとそんな日が来るのだと思いながら読ませていただいた。
一人ひとり生徒さんの句の後に、先生の温かい目の寸評がある。
うれしいだろうな。こういう先生の傍で川柳を楽しんでおられる教
室の皆さんをうらやましく思った。

行ってきました

「時実新子 追想展」、吉備路文学館へ[emoji:e-217]行ってきた。
まだ数回しか訪れていないのに無性に懐かしい感じがした。
今回は特に亡母が待っていてくれているからだろうか。
正面には、遺影に使って欲しいと言っていた松嶋惇さんに撮って
もらった写真があり、ゆったりした新子笑顔が迎えてくれる。
今回のメインは、「新子百句」の手書き句をすべて展示してある。
裏と表に50枚ずつ。句によって字体も変えている亡母なりの演出
が伺える。一枚一枚は額に入れたりして私も楽しんでいるが、一同
に全部並べて見る事ができるのは爽快だ。
ポストカードも作成して受付で販売してもらっているが、あまり売れ
行きは良くないみたい[emoji:e-258]。
新子著書は殆ど絶版になっているので、初めて時実新子を知った
方にも読んでもらおうと事務局にあった本も並べて販売。
『有夫恋』はあっという間に売れたそうで、あと一冊残っていた。

食い気がどうしても先にたつ私は、念願の「鰆丼」も岡山名物
「バラ寿司」も食べることができた。
次回は時間をいっぱいとって心ゆくまで亡母と対峙したいと思い
ながら岡山を後にした。

<雨つばめ 人に逢いたき声を張る  新子>

新子が呼んでいます、皆様ぜひ逢いに行ってやってください!

岡山

岡山の吉備路文学館の「時実新子 追想展」がオープンした。
初日に駆けつけてくださった方の話によると、センス良く思い出
の品が展示してあるそうな。
早く見てみたいなと気持ちが焦る。
私が行く日には、地元の新聞社のインタビューが待っている。
取り上げてくださるのはとてもありがたいこととお受けした。

岡山は、天満屋というデパートと後楽園しか知らない。
ネットのグルメ情報によると、この時季「鰆丼」というのを食させて
くれるお店があるらしい。駅から徒歩三分の「竹浜」という店。
半分をそのまま食べて、残りはお茶漬けでいただく。おいしそ〜。
亡母はきっと知らないだろうな。
母が作る郷土料理はあまり覚えがない。チラシ寿司が得意で
材料がなくても冷蔵庫にあるものでササッと作ってくれた。
だから、名物の「祭り寿司」とは程遠い質素なお寿司だ。
今度行ったら、「鰆丼」と「祭り寿司」どっちを食べようかナンテ
考えていたら、無性に亡母のお寿司が食べたくなった。

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プロフィール


芳賀博子
「時実新子の川柳大学」元会員。
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より担当。
ゆに代表。
https://uni575.com

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