珈琲タイム

「月の子忌」三回忌句会

無事終了!
183名の内欠席者10名で盛会のうちに終わった。
母・新子の写真を引き伸ばし、会場のEVを降りたところにセッ
ティングしてお出迎え。皆さん驚かれたようだ。
それから、披講が終了した最後に5分間新子句朗読のテープ
を流した。本人が50代に作った句を読んでいるもの。
久しぶりに亡母の声を聞いたので、万感胸に迫るものがあった。
皆様の喜んでくださるお顔を見ていて、来年も「月の子忌」を
開催する約束をしてしまった。
このブログは、ホテルのロビーにあるコインパソコンで入力して
いる。
明日は亡母のお墓に今日のことを報告して東京に帰る予定。
後1分なので、ここで終わりとする。

祥月命日

あの朝も今日みたいだったかなと思う。
病院の窓からの白いお月さんははっきり覚えている。
「うちは無宗教だから」と言われ、戸惑いながら看護師さんに
身体を清めてもらい、お気に入りのイッセイさんの黒のワンピース
に50周年のパーティの時の赤いコートドレスを着せてもらった。
新子句に
  死に顔の美しさなど何としょう(昭和37年作)
という句があるが、ほんとその通り。母の死に顔は私が今まで
拝ませていただいたどの人よりも一番きれいだった。
あれだけ苦しんだのに、10歳以上若返ったような顔をしていた。
穏やかな美しい顔だった。
でもでもである。いくら呼びかけても返事は返って来なかった。
   シンコシンダと誰か誰かに伝えてよ  新子(平成9年作)

神戸


(大丸1階のカフェ)
亡母の法事のため神戸に行った。
なつかしの大丸カフェで外の席(亡母は殆ど外の席で、この席
は冬場はストーブがあり、ブランケットを貸してくれる)に座り、
カプチーノを飲みながら、思わず母を捜していた。
亡母は、大丸の教室が終わると元町センター街(?)によく行っ
ていたみたいだ。一度だけショッピングとランチをしようとブラブラ
したことがある。

(「千羽鶴」から見た神戸の山手)
当日は、お墓参りを済ませ亡母御用達だったニューオータニの
「千羽鶴」で昼食。
2006年の5月の連休に孫や子供たちを招待すると予約してく
れていたのに、その日は珍しく「ワタシ、パスさせて。悪いけど
あんた等だけで行ってきて」と行かなかった。そして、その晩
救急車で入院となったのだ。
初めて「千羽鶴」に連れてきてもらった時に山に沈む夕日が
すばらしくて、箸が止まってしまったことなど思い出しながら
亡母を偲んだ。
この「千羽鶴」も今年の12月で閉店となるらしい。
また一つ亡母との思い出が減る。

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プロフィール


芳賀博子
「時実新子の川柳大学」元会員。
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より担当。
ゆに代表。
https://uni575.com

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