珈琲タイム

令和二年一月十七日

 

複雑骨折のビルから生える首  新子

 

 

 

阪神淡路大震災から25年。

今朝5時46分、

神戸での追悼行事を中継するテレビの前で

ともに黙祷しました。

 

神戸で被災した時実新子が当時詠んだ

震災12句です。

 

 平成七年一月十七日 裂ける

 待っていたような気もする地の怒号

 その刹那バラわっと咲くわっと散る

 力の前におんおん恍惚がよぎる

 地に転ぶ夫ある身もすべてが虚

 蟻ごろしのスプレー撒いた去夏の罪

 天焦げる天は罪なき人好む

 寒風に絹裂く声の一人一人

 複雑骨折のビルから生える首

 解体の爪 人間の手の形

 死者はただ黙す無力な月は照る

 あと少し生きる地震の罅の身で

 

句の中に今も鮮烈に残り、息づく映像と記憶。

 

鎮魂の祈りと再生への願い新たにする

令和二年一月十七日です。


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プロフィール


芳賀博子
元「時実新子の月刊川柳大学」会員
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より
担当
http://haga575.com

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