珈琲タイム

新子花ごよみ #66

 

いっぽんの箸で秋刀魚を裏返す  新子

 

 

椛 もみじ 紅葉のブログ用無料画像素材|eha0112-049

 

いっぽんの箸で、

ひょいところがすように秋刀魚を裏返す。

そのいっぽんの、そのひょいに、

ちょいとやさぐれた気分が伺えます。

しかしながらこの秋刀魚、てらてらと脂がのって

なんともうまそう。

 

本作は1964年(昭和39)、新子35歳のときの句ですが

さて、前年にこんな句を発表しています。

 

 泣きやんだ母子 秋刀魚を裏返す

 

読みくらべてみると、「いっぽんの箸」の

句としての冴えを、より実感します。

自身の句を容赦なくどんどん塗り替えていくような

当時の書きっぷり、進化の過程もまた

興味深いです。


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プロフィール


芳賀博子
元「時実新子の月刊川柳大学」会員
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より
担当
http://haga575.com

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