珈琲タイム

スカイバス発進

 

 

今週3月19日に神戸でもスカイバスが発進しました。

屋根のない2階建ての観光バスで

潮風を感じながら、1周約70分で街めぐりするそうです。

https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201703/0010012833.shtml

これ、めっちゃ気持ちいいやろなあ、

と神戸人としても興味しんしん。

 

さてスカイバスといえば、ぱっと浮かんだのがこの一句。

 

 スカイバス生きてることを伝えてよ  望月こりん

 

望月こりんさんは、前・管理人の安藤まどかさんの雅号で、

本作は東京の吟行で詠まれたものです。

一読、空が開け、心つかまれた句。

2011年6月20日付のブログでは

句とともにその日の模様が紹介されているので

一部再録しますね。

 

 何とか午前中の雨を避けたくて、おまじないに
 新子さんが使っていた名前入りの傘を持参した。
 吟行はあまり好きでなかった新子さんだったが、
 晴れ女の妙を見事果たしてくれた。
 二階建てバスにも一緒に乗ったんだよ。新子さん!

 

今度神戸のスカイバスに乗ったら

空に向かって手を振りますね、まどかさん!


冬の虹

 

 

先週、大寒の神戸に冬の虹がかかりました。

雪、雷、雨のちの虹。

六甲ライナーの車窓から思わず写メしました。

 

最初に気付いたのは女子高生。

「あ、虹!」

その声に小さな車両に乗り合わせた老若男女が

いっせいに窓の外へ目を向け、

微笑を交し合ったりもして、

しばし奇妙な一体感。

 

いや、だからどう、のエピソードなんですが

この虹、みなさんともちょっとシェアしたくアップしました。

なにかいいことありそう?

 

 虹など見せて神の機嫌のよき日なり  新子

 

 


参道の作品




こちらは今秋、福岡の太宰府を訪れたときに撮った1枚です。
太宰府天満宮の参道に突如目を惹くナゾのお店は
その名も「スターバックス太宰府天満宮表参道店」。
お参りの人も次々に立ちどまっては写メしていましたが
今週22日、トップニュースの映像で流れてびっくりしました。

店舗をデザインしたのは
このたび新国立競技場A案が採用された隈研吾氏。
ニュースではさっそく各地の隈作品が紹介され
こちらのスタバもその一つだったんですね。
ならばここでコーヒー味わっとくんだったなあ、なんて。
旅は慌ただしく、参道では名物の梅ケ枝餅ひとつ頬張っただけ。
お店が誇る「木のぬくもりとコーヒーの香りに包まれた贅沢な時間」は
またいつかのお楽しみにとっておきます。

さて、その隈氏の案も例によってすんなりゴーとはいかないようですが
もう足踏みしている余裕はないでしょう。
東京オリンピックまであと5年。
1年がびゅんと過ぎるなら、5年だってびゅんの5回でやってきそう。

といいつつこの1年もいろいろありましたね。
今年も「珈琲タイム」にお付合いいただきありがとうございました。
みなさんに、今おいしいコーヒーをいれました。
メリークリスマス&どうぞ良いお年をお迎えください。
 

芋田楽と栗拾い

ちょっとカタめの川柳書も
口絵があると入っていきやすく、
たとえば櫻井子黄さん著の
『柳人 前田雀郎ー俳諧から川柳への軌跡ー』(葉文館出版)には
こんな写真が掲載されています。

キャプションは「雀郎得意の芋田楽」。

川柳六大家のひとり、前田雀郎(まえだ・じゃくろう)が
火鉢にかけた網の上の串刺し芋を
今まさにひっくり返そうとしているところを撮ったモノクロの一枚。
うつむき加減ながらご機嫌な表情が伺えて、
脇に置かれた田楽味噌も真っ黒にしか写っていないのにおいしそう(笑)
戦後、昭和何年ごろの写真でしょうか。
著作権上、転載できないのが残念ですが。

さて、川柳史に残るような人物は
作品のみならず写真ももうちょっと表に出てくればいいのになあと思います。
「顔」が見えることでぐっと親近感がアップしますよね。
そこから新たな関心も喚起されたり。

先述の口絵には、
同じく六大家の関東組、川上三太郎親子や村田周魚らとともに撮った
「秋川渓谷栗拾い」の一枚もありました。
家族ぐるみの栗拾い、その後はやっぱり句会だったのでしょうか。
 

思いがけない再会 2

なんと。
またもや、吹田まどかさんの作品と出会ってしまいました!
「吹田(すいた)まどか」は安藤まどかさんが
伝説の一行詩誌「短詩」に参加していた頃のペンネーム。
その「短詩」を思わぬところで手にすることができたのは
今年5月25日更新の本コーナーでもご紹介したばかり。

今回の遭遇は、たまたまある川柳人よりお借りした一冊の詩集、
その名も『一行の青春』のページの中でした。



本書は「短詩」(1966年9月創刊ー1970年3月休刊)計43冊の
総集編ともいうべきアンソロジーで
主宰・山村祐氏により1978年(昭和53)に編まれています。

 20歳前後の詩人250名が結集していた詩誌「短詩」43冊より
 72名612篇の珠玉の作品を選出した。
 まさに青春の1行詩集である。

さて掲載の「吹田まどか」作品は16句。

  今日もマフラーの少女で沼を深くする
  ネクタイの径 駈けてゆく 白い兎
  魔性のリンゴは母さんがくれたのです
  結婚――銀杏並木は火事かもしれない
  あたしのなみだに縄梯子をください
  「おはようまどか」パパを疑っちゃえオウム
  破る約束 ポートワインで おやすみなさい
  おばさまのノド鳩が住んでいる 大ッきらい
  とても不安で遠いあなたのポケットに住む
  ゴンドラすごく揺れて 私これからなのすべて
  シャボンの匂い ママのミニチュアではないの
  雨の踊りの 猫踏んぢゃった 踏んぢゃった
  あじさいの息の根とめて「ママ 花束よ!」
  A子とB子 ああいちめんの馬のいななき
  雨から雨が降ってくる ちちははの骨の音など
  月曜日の音を創るネンドベラです――パパ

本書全作品の締めくくりに、山村祐氏のこんな言葉が置かれています。

  一行の詩 地に塔のごとし

読むライブ

周囲では今ちょっとした出産ラッシュ。
はい、ここのところ立て続けに川柳仲間が句集を上梓し
「おめでた」続きに盛りあがっています。

仲間に限らず、おもしろい句集が出ると
たちまち情報が広がり、簡単に購入できるようになったのは
ネット社会のいいところ。
なんて今さらかもしれませんが
ほんの十年くらい前までは
句集はまだまだごく内輪でしか流通しないレアものでした。

で、いい句集はただひとりで読んでるだけじゃもったいない、
と思いたったら開いているのが句集の読書会です。
川柳は座の文芸でもあり、句会は一般的ですが
句集の読書会、こちらもなかなか興味深い。
いろんなスタイルでできますが
個人的には数名がいい感じ。
シンプルなかたちとしては
たとえばメンバーが同じ句集を持ち寄り
それぞれが事前に選句していた好きな5句(何句でもOK)を発表。
その鑑賞、選句理由、総評など意見交換しあう。
話題は作品論、作家論にもなり、
もちろんその場に著者がいれば最高ですね。

先日、読書会初体験の方曰く
「選句めっちゃ悩みましたー。
 でも発表を前提にすると、より深く読みますね」

1冊の句集を手に手に、刺激的な読むライブ。
「こんなやり方もあるよ」
とおすすめありましたら、またご紹介ください。
 

思いがけない再会

先週の5月17日、大阪で開催された
「現代川柳ヒストリア+川柳フリマ」というイベントに参加してきました。
こちらについては管理人の個人ブログでもふれているのですが、
主催「現代川柳ヒストリア」さんの
「句会ではない川柳の場を求めて」というキャッチフレーズのもと、
ジャンルを超えて短詩に興味のある人がさまざまに集い、盛況でした。

「雑誌で見る現代川柳史」と銘打たれた展示コーナーには
まさに現代川柳の歴史を刻む稀少な川柳誌の数々が並びます。

と、ここで思いがけないできごとが。

展示されていた山村祐主宰の一行詩誌「短詩」11号(1971年7月)に
なんと「吹田まどか」の作品が掲載されていたのです。
「吹田まどか」は安藤まどかさんのかつてのペンネーム。
「大阪の吹田に住んでたから吹田ってつけた」
と笑うご本人から当時のことを少し伺ったことはありますが
実際に雑誌を手に取るのは初めてです。



 疑い深い子です 神サマ 雨の道です
 四月のストーブ 母が誰かを 愛している
 雨の踊りの 猫踏んぢゃった 踏んぢゃった
 あじさいの息の根とめて「ママ 花束よ!」
 ジェラシーは五月にひらくパラソル買った
 A子とB子 ああいちめんの馬のいななき
 雨から雨が降ってくる ちちははの骨の音など
 石を写したネガから きようは美しいママ
 月曜日の男を創るネンドベラです――パパ
              (表記原文ママ)

なんとひりひりするほどの透明感。
ふれるとパキンと折れそうな
手を切ってしまいそうなほどの
硬質にして繊細な美しさを持つ作品は
まどかさんが23歳のときに発表されたもの。
しかし「吹田まどか」であった期間は
そう長くはありませんでした。

当日会場にいた川柳仲間とともに
まどかさんとの思わぬ再会を喜びながら
今またまどかさんに聞いてみたいことが
次々にあふれてきたのでした。
 

必ず来ている

ここ2、3年、ちょくちょく
いろんな同窓会のお誘いが届くようになりました。
子育ても一段落、仕事の段取りもつけやすい世代になったからでしょうか。
このGWにもひとつ予定が入っています。
学生時代のサークル仲間の集い。
ほんと久しぶりの再会なので楽しみにしつつ、
同時に気後れしている自分もいて。

実はその、「同窓会」ってのが苦手なのです。
理由は、アイツが来るから。
中学であれ高校であれ、なんのOBOG会であれ、
私の行く同窓会には必ずやって来て、
顔を見るなり「よう!」と馴れ馴れしく寄ってくるアイツ。

その正体とは・・「当時のワタシ」です。
つまり、同窓会に出ると友だけでなく
否応なく当時の自分と再会することになる。
それが気恥ずかしいというかイタいというか。

なぜだろう。
いつだってそれなりに笑って過ごしていたはずなのに。
いやあでも、やっぱダメダメだったなあ、
ヘタレだったなあ、トンチンカンだったなあ、
と振り返る「当時のワタシ」と再会しても、
いつかにっこり屈託なくハグできる日が来るだろうか。

なんてひとりごちながら、
やっぱり会いたい人には会いたくて
今秋開催されるというン十年ぶりの
同窓会案内にも参加にマルで返信。
 

阪急電車

先日、たまたま乗った阪急電車の今津線には
カラフルな袴姿の女子たち。
あ、今日は大学の卒業式なのか、と
しばし華やかなひとときを楽しませてもらいました。
ちょっと遠い瞳をしながら。

ん十年前、私も卒業する一人としてこの電車に乗っていたのでした。
着慣れない振袖など着て。
けどどんなこと考えていたのか、よく思い出せません。
晴れやかにうれしいと同時に
なにかもやもやざわざわに包まれていたような。
はてその正体はなんだったのか、
記憶はさらに行きつ戻りつほろ苦いあの春、この春・・・

ところで政治学者・姜尚中さんの著書『悩む力』の
「『青春』は美しいか」の章にこんな一節があります。

 じつは私はいまでも四季の中で春がいちばん苦手です。
 卒業式や入学式があるように、人間が何かを卒業し、
 次のステップへ進んでいく季節です。
 しかし、みなが先へ進んでいくのを横目に見ながら、
 立ち往生したまま動けない人もいます。
 つまり、春というのはある意味で残酷な季節であるとも言えます。

しかし「青春は挫折があるからいいのだし」、
「年齢を重ねても、どこかで青春の香を忘れたくない」とも。

以前ある柳友から「あなたって春の句が多いね」と言われたことがあります。
それって、今もって春のもやもやざわざわのせい? いやおかげ?
 

爆買い

2月も残り3日となりました。
そろそろカレンダーをはや2枚めくることになるわけで
この1年もまたたく間に過ぎそう。
とはちょっと気が早くも
先日来にぎやかなニュースとなった「爆買い」は
すでに今年の流行語大賞候補間違いなし、
なんて予想も出ていますね。

インパクトのある響き、
わかりやすくて景気のいい一語は、
時事川柳に限らず句に詠みやすい? 
それとも詠みにくいでしょうか。

流行り言葉は安易に句に使わない、という人がいます。
川柳はあくまで詩なんだからと。
一方で「それはもったいない」という人も。
ま、結局は作品次第ということになるのでしょうが
昨年、ある大会で「レジェンド」という題が出され
披講を聞きながら、題の捌かれ方の多彩さに驚きました。

さても爆買い。
川柳に詠めるか詠みたいかどうかは別として
爆睡と爆買いは我が胸にこっそり抱く春の夢。
 

| 1/5PAGES | >>

プロフィール


芳賀博子
元「時実新子の月刊川柳大学」会員
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より
担当
http://haga575.com

カレンダー

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2017 >>

カテゴリー

最近の記事

過去の記事

コメント

リンク集

サイト内検索

 

モバイルサイト

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM

recommend