珈琲タイム

与謝野晶子の満蒙旅行

関西でただいまこんな企画展が話題を呼んでいます。

大阪府堺市にある「さかい利晶の杜(りしょうのもり)」で開催中の

「与謝野晶子の満蒙旅行〜初公開書簡を中心に〜」

 

「歌人の与謝野晶子と夫の鉄幹が満州と内蒙古を旅行した際、

 実現に尽力した南満州鉄道(満鉄)社員らに宛てた書簡約10点が見つかり」

初公開されています。

書簡は満鉄のハルビン事務所長だった古澤幸吉氏ご夫妻が、

晶子夫妻から受け取ったもので、

「神奈川県の旧宅に残っていたのを、孫で元朝日新聞記者の陽子さんが発見した」

とのこと。

これはナマで拝見したい。

https://www.asahi.com/articles/ASM2N3GQBM2NPTIL003.html

 

古澤陽子さんといえば、アサヒグラフの「川柳新子座」などご担当され、

新子先生もとても恃みにされていた記者さんです。

「満蒙旅行」とタイトルからしてロマンあふれる企画展、

ご興味おありの方は、ぜひどうぞ。

会期は3月24日(日)まで。

 


新子花ごよみ #60

 

日は春にニュースはスポーツに移る  新子

 

 

窓の日差しがやわらかくなった。

ニュースは特段大きな事件なくスポーツへと移り、

野球のキャンプ情報など流している。

あ、春だなあと。

そんなおだやかな1句に、ほっと息をつきます。

 

今日は時実新子の命日。

仏教でいえば十三回忌になります。

コーヒーをこよなく愛した先生を偲びながら

今、ちょっとおいしいコーヒーを淹れました。

みなさんも一緒にいかがですか。

 

(「時実新子の川柳大学」123号 2006年3月)


落語で五七五

お知らせです♪

4月に京都でこんなイベントを開催します。

 

 

落語で五七五

2019年4月13日(土)午後2時開演(午後1時30分開場)

 

落語を聞いて、一句詠んでみませんか。
落語と川柳が魅惑のコラボ!
さらに会場は京都伏見稲荷の洋館町家(国の有形文化財)、と

おもしろたっぷりのイベントです。
落語の演者は上方落語界のホープにして

「詩人でもある文芸派噺家」の笑福亭智丸さん。
<1部>ではまず智丸さんの一席の後、全員参加で句会を楽しみます。

句会進行は芳賀博子が担当、川柳は初めての方も大歓迎です。
<2部>は智丸さんにも加わっていただいて、

軽く一杯やりながらの懇親会。
こちらにもふるってご参加ください。

 

●会場 洋館町家(松井家住宅)
     〒612-0808 京都市伏見区深草稲荷榎木橋町9
     ☎075-641-1153
     https://youkanmachiya.jimdo.com
●<1部>落語会&句会 午後2時〜4時 
 <2部>懇親会    午後4時〜6時
●料金 <1部> 2,500円(1ソフトドリンク付)
    <2部> 2,000円

●定員 20名


ご予約、お問合わせは「落語で五七五」事務局まで
kiratto575@gmail.com
※ご予約の際には懇親会参加の有無も明記ください。


新子花ごよみ #59

 

恋成就バンザイをさせるキューピー  新子

 

 

『キューピーにバンザイさせる。笑わないでね、

 とにかく今はバンザイなの。「手を上げて、

 手を上げないで足上げない」なんて、

 キューピーをいじめてうれしさ発散させる。」

 

と新子自身が添えた一文も楽しい

句集「恋 こんなにもゆれるぶらんこ」。

テーマ別に編まれた句集シリーズ、

Shinko's Heartful Selection の中の1冊です。

さてバレンタインも目前。

チョコを選ぶ前に開いてみるのはいかがでしょう。

恋をテーマにした選りすぐりの100句が

あなたの恋をドラマチックに応援してくれるかも。


まどかさんとこりんさん

元「川柳大学」発行人で

当サイトの初代管理人であった安藤まどかさんは

川柳の佳き書き手でもありました。

最初は「安藤まどか」として、

後に雅号を「望月こりん」に改名されましたが

まどかも望月こりんも

名付け親は、母の時実新子です。

 

さて今日はまどかさんの命日。

いろいろを懐かしく思い出しながら

2冊の句集を開いています。

その中から私のお気に入りの句を

いくつかピックアップしますね。

 

 思い出の数が合わない夫といる     まどか

 春が来て小さな川に流すもの

 弟の武器は大きな石頭

 ほんとうは兎何見て跳ねたやら

 バンジーもこの世も飛べぬあかんたれ

 

 誘うのは月夜の道のすべり台      こりん

 一月の空 恩はとっくに返してる

 やわらかなまっすぐがあるこの街で

 スカイバス生きてることを伝えてよ

 いっさいの薬を断って深呼吸

 

まどか句は限定5部(!)の

ご自身による手作り句集「MACORINKU」から

引きました。

 

 

一方、こりん句はこちらの

川柳アンソロジー「月の子」

(月の子会 発行/あざみエージェント

http://azamiagent.com/)からです。

 

 

ユーモラスでチャーミングなまどか句も

いのちきらめくこりん句も

今なお、生き生きと胸に響きます。

そして毎年のことながら思うのです。

雲の上でも、ころころと

笑っていらっしゃるかなあって。


時実新子を読む会

神戸文学館で下記のイベントが開催されます。

ふるってご参加ください。

 

*******************

 

【月の子忌 時実新子を読む】

 

◆と き 2019年3月9日(土) 午後2時〜3時半

◆ところ 神戸文学館

◆講師      八上桐子(川柳人、神戸新聞文芸川柳壇選者)
       妹尾 凛(川柳人)

 

句集「有夫恋」がベストセラーになった

川柳作家でエッセイストの時実新子(1929年1月23日〜2007年3月10日)。

川柳界の第一人者であり、長年、神戸新聞文芸の川柳壇選者としても活躍しました。

作家生活は50年以上、いまなお、読まれ続けている新子の名句を鑑賞します。
時実新子作品を5年区切りで読み返すコーナーでは、

1975(昭和50)年〜1979(昭和54)年(新子46〜50歳)を取り上げます。

『川柳展望』を創刊し、神戸新聞川柳壇の選者になり、

いよいよ新子の時代が大きく花開いた時代です。
土曜サロン開催にあわせて「いま、こころにひびく新子の句」を募集します。

あなたの好きな時実新子の川柳1句とコメント(50字以内)を、

senryuso@yahoo.co.jpまでお送りください。締め切りは2月23日。

送ってくださった方には、「いま、こころにひびく新子の句」を冊子にして進呈します。

土曜サロンの参加者にも配布させていただきます。

 

◆申込み・問い合わせ先 

 神戸文学館(tel : 078−882−2028)

 http://www.kobebungakukan.jp/#museum-salon 

◆定 員 50名(先着順)

◆参加料 200円

 

◆申し込み方法:電話・FAX・はがき・E-mailにて

 「受講名称」「住所」「氏名」「電話番号」をお知らせください。

・電話・FAX:078−882−2028 (水曜日は休館日)

・はがき:〒657‐0838 神戸市灘区王子町3丁目1−2 神戸文学館あて

・E-mail:kobebungakukan@river.ocn.ne.jp

・館内でも申込を受け付けています。

・申し込み後、参加できなくなった時はご連絡ください。


90回目のバースデー

 

海にふる雪を見ていた誕生日   新子

 

 

 

本日は時実新子のバースデー。

1929年(昭和4)1月23日、

岡山県上道郡九蟠村に生まれました。

すなわち健在であれば満90歳です。

 

すでに当ブログでもお伝えしましたが

その岡山は吉備路文学館で

今年6月9日より「時実新子生誕90年展(仮称)」が開催されます。

一昨年の没後10年はまさに「新子イヤー」となり

各地でさまざまな顕彰が続きました。

今年もまた、新たな新子イヤーとして

新子の魅力再発見、新発見の年になりそうです。

 

さて冒頭の句は新子51歳のときの作。

写真のスノーフレークは1月23日の誕生花です。


1月17日

 

平成七年一月十七日 裂ける   新子

 

 

そして今日は平成最後の1月17日でした。

阪神淡路大震災の日から24年。

 

夜のニュース番組でも震災特集が組まれ

「今日1日」のさまざまなシーンが報じられていました。

そう、スポーツコーナーでもこんなトピックが。

 

まさに震災の日に淡路で生まれた力士、

照強(てるつよし)が白星をあげ

サッカーのヴィッセル神戸は、

犠牲者への黙祷の後、練習を始動したと。

 

今日の神戸は晴れでした。

ここからまた次の1年が始まります。

 


新子花ごよみ #58

 

好きという茎まっすぐに伸びすぎる  新子

 

 

 

いいじゃないですか、ね。

まっすぐすくすくとまいりましょう。

好きの力、思うにまかせて存分に。

それでなくたって

今年は干支もいのしし、

猪突猛進まっしぐらの年ですもん、

なんてね。

 

さて、写真はわが家のイノシシくんです。

母の手作りでして、

今風に言うところの「おかんアート」ゆえか

どこかのほほんとしております。

が、走るときには走るぜい、らしいです。

 

管理人も、走るときには走るぜい、

と気合いを入れまして、初更新。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


根は「愛」にある

メリークリスマス♪ 

にちなんで?今回はこの赤い表紙の本を

ご紹介しましょう。

 

 

「北の川柳の町 かわうち

 時実新子文学碑建立記念誌」です。

 

平成5年12月1日、青森県は川内町の野平高原に

時実新子文学碑が建立されました。

翌年6月には除幕式や記念川柳大会が開催され

本書はその記念の一冊として発行されました。

 

そして句碑に刻まれたのは自筆によるこちらの句。

 

 

記念誌には除幕に寄せた時実新子の一文が収載され

その中にこんな一節があります。

 

 君は日の子われは月の子顔上げよ  新子

 言い訳めくが文字になりにくい句だ。  

 それに、小学生の遠足も多い地だから

 できればかい書でーと求められていっそう難渋した。

 しかし、私の川柳の根は「愛」にある。

 たとえ世に指弾される恋であろうと、

 愛はすべてに克って美しい。

 あの日月のように、万葉の人々のように、

 おおらかに毅然と顔上げて

 私は人を愛し愛されたい。

 その思いを筆にこめて書いた。

 

愛は美し、そして強し。

さて、今年もお付き合いいただき

ありがとうございました。

来たる年が、みなさんにとって

大らかな愛に満ちた年でありますように。

どうぞ良いお年をお迎えください。


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プロフィール


芳賀博子
元「時実新子の月刊川柳大学」会員
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より
担当
http://haga575.com

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