珈琲タイム

新子花ごよみ #67

 

娘からもらうやさしい秋ドレス  新子

 

 

 

 

センスが良くって母思いの娘が見立てた

お洒落なドレスが浮かびます。

色もさりげなく今シーズンのトレンドカラーだったり。

「お母さん、これ着てどこへ出かけようか」

 

心弱りを察してくれたのか、

娘からの、色合いも肌ざわりもやさしい一枚は

手にするだけで、自身もほっとやさしくなれる。

気持ちも久しぶりに外へ向いて。

 

「秋」の一語に、重ねきた歳月も

そこはかとなく感じられる

新子76歳のときの作品です。


秋の「落語で五七五」

去る10月19日(土)、「第2回 落語で五七五」、

おかげさまで盛況のうちに終了しました。

伏見稲荷の洋館町家・松井邸(国の有形文化財)にて

ナマの落語を聞いて、川柳を詠もう、

さらに一献楽しもうという

なかなか盛りだくさんなイベントです。

 

春に続いての開催でしたが

今回は毎日新聞、京都新聞にも告知いただき、

川柳はまったく初めての方々も

「なになに」とご興味お持ちくださり

20名様満員御礼。

リピーターさんのお運びはもとより

新たなご縁もうれしき一日となりました。

 

 

演者は前回に引き続き上方落語界のホープ、笑福亭智丸さん。

披露いただいたのは「鬼の面(めん)」という1席で

親元離れて奉公に励む、健気な女の子が主人公。

笑わせて、笑わせて、ほろりとさせる人情噺に

サゲが決まるや場内は大拍手。

 

お次は、川柳タイムです。

こちらは芳賀が講師を務め、

智丸さんも一緒に、みんなで句作に挑戦しました。

短い時間にもかかわらず、全員が目標の2句を提出。

句会も大いに盛りあがりました。

当日の人気句はたとえば、

 

  清(きよ)ちゃんと秋の涙と稲荷寿司  晴美

  いたずらが過ぎて夕焼けが痛い     夫美子

  さいころでふらりと決める散歩道    由佳

  いかさまでさかさまに負けそのまさか  智丸

    

句会後は2階の広間に移っての懇親会。

まさに昭和レトロな居心地のいい空間につつまれ、

さらに伏見の「都鶴」酒造さんからの美酒のさしいれで

さらに一段とあたたかくにぎやかな語らいのひとときとなりました。

 

 

さても落語と川柳、お酒の相性やよし!


新子花ごよみ #66

 

いっぽんの箸で秋刀魚を裏返す  新子

 

 

椛 もみじ 紅葉のブログ用無料画像素材|eha0112-049

 

いっぽんの箸で、

ひょいところがすように秋刀魚を裏返す。

そのいっぽんの、そのひょいに、

ちょいとやさぐれた気分が伺えます。

しかしながらこの秋刀魚、てらてらと脂がのって

なんともうまそう。

 

本作は1964年(昭和39)、新子35歳のときの句ですが

さて、前年にこんな句を発表しています。

 

 泣きやんだ母子 秋刀魚を裏返す

 

読みくらべてみると、「いっぽんの箸」の

句としての冴えを、より実感します。

自身の句を容赦なくどんどん塗り替えていくような

当時の書きっぷり、進化の過程もまた

興味深いです。


本が読みたくなるしおり

新子ファン、そして読書好きの方に

素敵なお知らせです♪

 

姫路文学館と神戸文学館が共同で

こんなオリジナルしおりを作成されました!

 

 

新子句のなかでもことに人気句

<手が好きでやがてすべてが好きになる>

がデザインされています。

 

こんな美しいしおりをはさむと

ページを開くたび、テンションがあがりそう。

姫路、神戸市内の協力書店、県内図書館などに置いてあるそうなので

ぜひゲットしてくださいね。


落語で五七五、リターンズ!

今春、好評をいただいた「落語で五七五」。

好評につき第2回を開催いたします♪

落語をナマで1席聞いて、1句詠んで、

ちょいと一杯も楽しもうというにぎやかな企画。

ぜひぜひ、ふるってご参加くださいませ。

 

 

【第2回 落語で五七五】

◆日時/10月19日(土)午後2時開演

◆会場/洋館町家(松井家住宅)←国の有形文化財!

◆1部 落語会&句会 午後2時〜4時

 2部 懇親会    午後4時〜6時

◆料金 1部 2,500円(1ソフトドリンク付)

    2部 2,000円   

 いずれも要予約です。

詳細はこちら

 

ご予約、お問い合わせは「落語で五七五事務局」まで

kiratto575@gmail.com


続・はじめての詩歌

梅田 蔦屋書店で開催中の選書フェア「はじめての詩歌」

芳賀の「とっておき」はこちらです。

 

 

はい、『寺山修司少女詩集』(角川文庫)です。

ということで三沢市寺山修司記念館がこんなツイートを。

http://twitter.com/shuji_terayama/status/1178480048854011905
http://twitter.com/shuji_terayama/status/1178481304406331392

 

フェアは10月6日(日)まで。

お近くの方はまだ間に合う?


文豪川端康成と美のコレクション

行ってまいりました!

 

ただいま姫路で開催中の

生誕120年文豪川端康成と美のコレクション展】

   2019年9月14日(土)−11月4日(月・振休)

 会場/姫路市立美術館姫路文学館

 

 

日本人初のノーベル文学賞作家・川端康成は、

多彩な美術品の収集家としても知られています。

しかしなんとこれほどととは!

このたび国宝を含む川端コレクション約280点が

姫路市立美術館と姫路文学館の2館で一挙公開され

もう圧巻の一語でした。

 

鋭い審美眼によるコレクションは古美術から

ロダン・ピカソといった西洋美術にまで至る幅広いもの。

とりわけ東山魁夷とは深い交流があり、

美術館会場では東山魁夷の絵画のみならず

東山魁夷が川端文学のために手掛けた装丁や挿画も展示。

 

一方、文学館会場ではアートの他にも

川端の直筆原稿をはじめ

夏目漱石や太宰治、谷崎潤一郎、三島由紀夫らの

書幅や書簡が展示され、

文豪たちの交流の様子も

生き生きとリアルに感じることができます。

 

文学とアートの魅力を同時にたっぷり味わえる本展。

お近くの方はもちろん、遠方の方もぜひ。


【フェア】はじめての詩歌

ただいま大阪の梅田蔦屋書店でこんなフェアを開催中です。

管理人も参加しています。

 

【フェア】はじめての詩歌

 8月26日(月) - 10月6日(日) 

 

 

(梅田蔦屋書店のHPより)

 詩のことばをむずかしいと感じている人に。
 そして、はじめて詩歌にふれる人のために。
 詩のことばと生きる人たちに、

 とっておきの一冊を選んでいただきました。

 

 柔らかに紡がれることばを、現れてくる景色を、音を、

 自由に楽しんでみてください。

 

【詩歌に初めて触れる人のために、とっておきの一冊を選んで下さった方】
 岡野大嗣、木下龍也、くどうれいん、最果タヒ、佐藤文香、谷川俊太郎、
 長嶋有、芳賀博子、東直子、文月悠光、三角みづ紀、
 柳本々々、安福望(書き下ろしイラスト)、山階基、雪舟えま(敬称略)
 
 フェア期間中、とっておきの一冊について、
 いただいたコメントをリーフレットにして、配布しています。
 ぜひ、この機会にご来店下さい。

 

詳細はこちら

みなさま、ぜひ。


『愛は愛は愛は』イベント@池袋ジュンク堂

「現代川柳」様から素敵なイベントのご案内をいただきました。

こちらです。ぜひ!

**************************

 

 

9月5日より約1か月間にわたり、ジュンク堂書店池袋本店3Fにて、

時実新子アンソロジー句集『愛は愛は愛は』の関連イベントが

開催されています。

展示パネルは去る9月1日まで吉備路文学館の展示で使われていたもので、

「川柳ジャーナル」40号の「短歌と川柳私見 私は川柳を選んだ」より

抜粋された文章から、新子の川柳観を垣間見ることができます。

また、吉備路文学館に展示されていた新子句の鑑賞文原稿をもとに

左右社が作ってくださったフリーペーパーを

お手に取っていただくこともできます。

 

『愛は愛は愛は』刊行直後に、「新子の句を刺青に彫りたい」とおっしゃるほど

新子に惚れ込んでくださったジュンク堂の文芸担当のお若い女性店員さんと、

色とりどりの素敵な短冊も作って下さった左右社さんのお力添えで、

イベントが実現しました。

お近くに行かれた際には、是非、お立ち寄りください。


いーもの見−つけた

 とにかく「川柳だ」いーもの見ーつけた、

 と思ったのである。

 

と新子は著書でふれています。

そんな言葉の数々や作品、生涯をご紹介した

吉備路文学館での講演の様子もまじえながら、

山陽新聞8月25日付、朝刊1面コラムでも

新子展が取り上げられています。

 

 

コラムはこう結ばれています。

 

 没後12年。会場には山陽学園大やノートルダム清心女子大、

 就実大などの学生が授業で訪れ、句作のパネルに見入っていた。

 川柳と出会い「いーもの見ーつけた」と思ったという新子。

 若者たちも同じ気持ちだったろう。

 

次世代へも新子の魅力、川柳の魅力を伝える

吉備路文学館「生誕90年 時実新子展」。

いよいよ本日が楽日です。


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プロフィール


芳賀博子
元「時実新子の月刊川柳大学」会員
初代管理人・望月こりんさんより引き継ぎ、2014年2月より
担当
http://haga575.com

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